昨日は鹿児島にある美山(みやま)っていう地域に遊びに行ってきました。島津義弘公が朝鮮出兵の際、韓国から連れてきた陶工さんたちをここに住まわせて焼き物を作らせたという歴史を持つ町。いまも焼き物のまちとして知られています。

そんな美山では最近、

"美山の朝マルシェ"

というイベントが毎月第2日曜日に開催されています。私は前職が接客業だったので日曜はほぼ仕事で行けず…昨日やっと行くことができました！

美山には前一度行ったことがあるのですが、どこのお店に行ってもみなさん気さくに話してくださって。１つのお店にいる滞在時間がとても長くて、とにかく楽しい。"わんだーらんど美山"だと私は思っています。

そして昨日は2度目の美山。

どんな1日になるかな、、とわくわくして行きました。そしたらもう、それはそれは楽しくて。さすが美山最高な1日になりました。

まず美山について1番最初は朝マルシェに。朝はあいにくの雨で屋内だったのですが、お菓子、お野菜、アクセサリー、日用品、カゴ、コーヒー、ご飯やさんが。お店の数自体はそう多くないのですが、バリエーションが幅広いのと他のイベントで見ないお店が出展されているのでとても楽しい。じっくり時間をかけてお店の人とお話ししながら回ってとても楽しかったです。

私は本当お菓子と金柑、コーヒーを購入。

どれも安くていい買い物できたとハッピーハッピー！

そしてさっきまで降っていた雨が止んで晴天に！雨上がりの晴れって世界がキラキラしていて私大好きなんですけど、美山にいるとさらにそのキラキラが増して。大興奮！きゃっきゃきゃっきゃ外でしていました 笑

そして、お腹すいたね〜っと、

会場の近くにある休庵さんにご飯を食べに。

すると可愛くて人懐っこい猫ちゃんが。

今時こんなに人懐っこい猫ちゃん珍しいな〜〜というと、お店の方が『美山の猫は割と人懐っこいですよ』って。きっと美山の人の優しさとか場所柄(美山は山の上にあるのです)が関係しているような、そんな気がしました。

美味しいご飯を頂いた後には、

お隣のtawarayaさんという呉服屋さんへ。

ここが、これまた素敵。

着物について何も知らなかった私。いつか、そのうちきてみたいな〜〜とは思っていたけど、でもどこでいつ着る？という感じ。

そんな私たちにtawarayaさんのご主人は嫌な顔１つせずに着物のことを一から教えてくださいました。

初めてなら、着やすくてお手入れもしやすい木綿生地がいいですよー！とか、生地が織られる場所によって着心地も多少変わってくる、鹿児島の私たちには久留米絣が1番馴染みますよー！とか。1から教えてくださいました。

そして、私が心に1番残ったことは、『着物は周りの人のために着る物』ていうお話。

着物を着ている人がいると、周りの人も気持ちが安らぐということ。日本の文化っていいなー、素敵だなー、っていい感情を自然ともつ。たしかに街中で着物を着ている人がいて、友人と素敵だね〜って話しながら気持ちがほっこりした経験が私も沢山ある。

それに、夏物の着物も冬物の着物も、実際来た時の保温性はあまり変わらないそうなのだけど、夏物の着物は見る人が暑く感じないように透け感の多い織りの生地を使っているそう。周りのことを気遣う思いやりが服にも見て取れるってなんて素敵だろう。

そして、特に帯に使われる紋様。昔から伝わる唐草紋様や、青雲波、七宝波紋はいいことがずーっと続きますようにっていう思いが込められているという。そんな帯をしてお祝いの席にいくと、それはその場にいる人も嬉しくなる。これも周りの人を笑顔にできる魔法の１つ。

こんなに着物が素敵なものだなんて、今までは全く知らなくて勿体無かったなーって。これから増える結婚式やお祝いの席には必ず着物でいこう！と決めました。2年以内には自分の着物をtawarayaさんでつくると。

ちなみにオーストラリアにはこのtawarayaさんで去年購入した浴衣を持って行きます！向こうで着るのも楽しみだな〜！

そのあともセンス抜群のカフェいったり、神社まで歩いたり、ガラス工房さん行ったり。本当に日が暮れるまで遊び尽くしました。

鹿児島を知れば知るほど、離れたくなくなって。今はいつでもいけるところでも、あと何日かすれば行けなくなってしまう。なんだか寂しいなーーー。と昨日は思ってしまいました。

だけど、この場にオーストラリアで知り合った方を連れて来たらきっと楽しいだろうな〜っと考えてみたり。どんな人とお知り合いになれるかわからないけど、日本のこと、九州のこと、鹿児島のことを好きになってもらえるように、色んなことを伝えることが出来たらな〜と思います。着物のこともさっそくはなそー！とメモも完璧！

日本ローカルと世界に素敵な交流が生まれますように！